工務店・大工

全国に14万の事業所がある地元の業者です。古くからリフォーム関連の主たる担い手でしたが、新規業者などの参入によりシェアは全体のおよそ半分程度まで落ちています。また、最近では、大手のフランチャイズチェーンに加盟して営業力の強化に取り組んでいる業者も増えてきました。
住宅の構造や間取りの変更など一戸建ての増改築を得意としている業者が多い反面、インテリアなどのデザイン面について不得手な業者が多いようです。地域に密着して活動をしているところが多いので、アフターサービスなどのアフター面では、信頼がおける可能性が高いといえます。

ハウスメーカー

大手のハウスメーカーは、子会社としてリフォーム専門会社をつくり、全国各地に営業所を設けて総合的なリフォーム事業を展開しています。従来は、自社で供給した住宅のメンテナンスが中心でしたが、最近では、知名度を生かしての地域密着戦略で営業を展開しているところが増えてきました。
ハウスメーカーの場合は、設計・施工管理は自社で行うものの、現場の職人は地元の工務店や大工を使っている場合がほとんどのようです。

リフォーム専門店

新規の参入業者がもっとも多い業種で、元々は、工務店、建材店、内装工事店などから他業種まで幅広く活動しています。本来の事業を得意分野としながらリフォーム事業をしっかりと展開している業者がいる反面、営業力だけが強く、実際の工事は、全て外注で賄っているという看板だけのリフォーム業者もいますので、注意が必要です。

マンション会社

子会社の管理会社が、管理している物件などの修繕などの対応をしている場合が多いようです。多くは、下請けの会社に仕事を回しているのが現状ですが、最近では、リフォーム専門の子会社を設立して管理物件以外のリフォームの受注に力を入れてきているところも出てきています。

省エネルギーリフォーム

省エネルギーリフォーム、というリフォームがある事をご存知でしょうか?簡単に言うと、省エネリフォームとは「家の中の温度の上下変化をできるだけ少ない構造にする」という方法です。
このリフォームを行うと、冷房や暖房が効率よく働くようになり年間を通せば冷暖房費の節約になるわけです。
さらに、見方を変えれば二酸化炭素の排出が抑えられる事で、地球温暖化対策としても効果的になります。
工事は「高気密・高断熱」な住宅にする為の工事が行われます。たとえば、天井や床に断熱材を設置して熱を遮断する方法や窓ガラスを二重にして断熱・結露防止を施す方法です。
これらはエネルギーをたくさん消費せずにすむというだけでなく、温度差が激しくない生活が送れるので健康に良く、防音効果が高まったりといった嬉しい効果も期待する事ができます。
リフォームをする事に決定した際は、経済的余裕があれば省エネリフォームを検討してみてもいいと思います。

プチリフォーム

既存のプランに飽き足らず、購入したばかりの新築マンションを自分好みの住まいにするためにリフォームする方もいます。
新築マンションをリフォームする場合は、間取りを大きく変えたり、設備に手を加えるというよりも、内装を自分の好きなデザインにしたり、自分の持ち物に合わせて収納をカスタマイズしたりと、快適な住まいにするためのちょっとしたプチリフォームをするケースがほとんどです。
既存の押入れに、大工事で引き出しやポールを設置したり、室内扉などを自分の好きなデザインの扉に取り換えるケースもあります。価格では、100万円前後のリフォームであっても、その効果は大きいといえます。
新築マンションとはいえ、気になる部分や使いづらさを感じる点があるのなら、このように入居前にリフォームすることも、ひとつの方法です。

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