バリアフリー

新築物件を建築するさいにここ10~15年くらいの間にバリアフリーという言葉が大きなキーワードになってきました。
バリアフリーとは本来は「障害物がない」という意味で、バリアフリーを意識した物件にたとえた場合「部屋と部屋との間に段差がない」「階段や廊下、トイレ、浴室などに手すりをつける」「階段の段差を緩和する」「トイレや洗面、浴室などを広くする」「ドアや扉を開き戸から引き戸に変える」等があります。
また床材をコルクやカーペットなどの柔らかい材質に変更したり、玄関先を階段からスロープ式に変えるというパターンもあります。
築何十年という物件についてはこれらを意識して建てられていないため、必然的にリフォームする必要があります。
特に近年高齢社会が進み日本人の3人に1人が高齢者という時代に直面している現在においては、依然と住環境も大きく変化してきました。
先にあげたバリアフリーの内容についていくつか紹介します。

●手すりの設置
高齢者や病気の人では歩行自体が健常者とくれべて難しなってきます。そこで転倒防止や移動しやすくするために手すりを設置します。手すりの設置は比較的簡単に出来るバリアフリーリフォームです。
主な設置場所としては廊下・階段・玄関・トイレ・浴室などが多いです。

●段差の解消
こちらも転倒防止や車いすでの移動をし易くするために室内の段差解消をする家が増えてきております。部屋と部屋との敷居の高さを同じにする事で快適に過ごすことができます。

●スペースの拡張 廊下や浴室、トイレなど車椅子での移動や高齢者の介護をし易くするためにスペースを拡張するリフォームが増えてきております。
浴室のリフォームでいうと脱衣スペースと浴室との段差を解消、低い浴槽への交換、手すりの設置、浴室暖房の設置等があげられます。
トイレのリフォームでは和式トイレを洋式へ交換、手すりの設置、車椅子や介護者が入れるようなスペースの確保などがあります。

●室内ドアの交換
古い洋式の家に多いのが開き戸です。車椅子での移動や歩行に難がある人がいる場合は開き戸から引き戸に変えることで移動がスムースになるのと、安全性も高まります。

●玄関先のリフォーム
近年では玄関先に会談と一緒に車椅子での移動などをスムースにするためにスロープを用いるところが増えてきております。高齢者や歩行に難がある人が会談でつまづいて転倒して骨折など事故に繋がるケースがあるため、それらを解消するためにスロープなどを設置します。
またスロープの設置スペースがない場合は階段横に手すりをつけて転倒防止をする事もできます。
以上のように病気になったり、高齢になってからでも安心して暮らせるためにバリアフリーリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。

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