オール電化リフォーム

この20年ほどでオール電化の住宅が増えており、オール電化住宅へリフォームをする家庭も増えております。
オール電化住宅とは給湯や調理といった住宅で用いるエネルギーを全て電力でまかなう住宅の事で、わかりやすくいうと、お湯を沸かすのにガスを使用しなかったり、料理をする際に火を使わないといえば想像しやすいでしょう。
オール電化住宅へのリフォームをする場合は今まで使用していたガス給湯器やガスコンロなどの機器を全て電気を使う機器(IHコンロ等)に買い替える必要があります。
勿論それによってリフォーム費用はかさみますが、オール電化は長期的にみると光熱費を節約できるだけでなく、火をつかないことでの火事のリスクの軽減をはじめとした暮らしの安全・安心につながる大きなメリットがあるといえるでしょう。
オール電化へのリフォームに必要な設備は主に下記の2つです。

1.電気給湯器(エコキュート)
2.IHクッキングヒーター

詳しく解説していきます。

1.電気給湯器(エコキュート)

ガス給湯器から電気給湯器への買い替えが必用になります。電気給湯器とは自然冷媒(CO2)ヒートポンプ式給湯機の「エコキュート」と、電気ヒーターを利用してお湯を沸かす「電気温水器」の総称です。
現在のオール電化住宅ではエコキュートを導入することがスタンダードで、それはエコキュートは空気の熱を使い効率よくお湯を沸かす貯湯式の高効率給湯機で、電気温水器よりも少ない使用電力量でお湯を沸かすことができるからです。
また、エコキュートを含む電気給湯機は、沸かしたお湯を貯めておく「貯湯式」の給湯機のため、非常時には、タンク内に貯めたお湯や水を生活用水として使うことができるという大きなメリットがあります。
タンク内には常にお湯や水が貯められており、その量は主流の機種でおよそ370L~460Lにもなり、非常時の生活用水がたっぷり確保できていることは、災害時や緊急時には大きな安心につながるでしょう。

電気給湯機への交換費用は、種類や仕様、工事内容や工事を依頼する施工業者などによって異なりますが、一般的な条件でガス給湯器をエコキュートに替える費用は約50万〜100万円とされています。

PR